2011年11月13日

ぷよ譜で振り返るぷよm@s part27

あずさ対律子
1戦目
配ぷよパターン:389他
ぷよ譜:
 あずさ/ハンバーガー法(9手聴牌13手発火)
 律子/究極連鎖法(9手聴牌13手発火)
寸評:
あずさはカウンターを抱合した形からの自己発火。1列目への捨ては10手目以降起爆色がひけなかった為であり、仕掛けの完成はとても早かった事が分かります。タイミングを合わせるのは困難に思えますが、カウンターとして発火するなら参考図の様になります。

律子も聴牌・発火までの手数はあずさと同一です。違いは律子のちぎり0に対しあずさは7手目に1度5段ちぎりをしている点。これと高さがあいまって10手目時点ではほぼ1手差がついていました。
激甘初期の自由落下速度はかなり遅いです。ちぎったぷよの落下速度より遅い位で、かつちぎれたぷよは落下距離に応じて加速もします。損益分岐点は1・2段で、ちぎれたぷよとちぎらない組ぷよの着地先が同じ高さであれば3段以上はちぎった方が明らかに速くなります。
ちぎらずに高い段に置ければそれが一番ですが、自由落下縛りではちぎりを忌避する必要なし、大きいちぎりを避けて低い段に組ぷよを運ぶのは下策、という事になります。


2戦目
配ぷよパターン:1535他
ぷよ譜:
 あずさ/究極連鎖法(10手聴牌15手発火)
 律子/究極連鎖法(12手聴牌13手発火)
寸評:
あずさは珍しく起爆の15手目までちぎりなし。ここでちぎったのは少しでも早くする為でしょう。起爆終了は2連鎖半程遅れてましたが保険の活用で逆転しました。回転を早くする為の高い位置への捨てであって最初から保険を織り込んでいた訳ではないにせよ、うまい事知識を生かせています。1つケチをつけるなら、最後は左ではなく右でまわすべきでした。
保険の有用性については、まわし勝負になる状況で敢えて下押しする事はまずない筈なので下押し禁止ルール下でも縛りなしでも変わらない様にも思うのですがどうなのでしょう。
添削戴いたので追記
今回の縛りは用意した保険を使える側の発火後の操作には影響しません(=稼げる時間に変化なし)。他方保険がない・使えない側は時間調整込の下押し接地により被弾前にもう1手引き、下段までの自由落下で時間を大きく稼ぐという手が使えなくなる為、特に先行時に受ける影響が大きいとの事。
……改めて文にすると動画内の説明通りですね。我ながら理解が足りてないなあ。
ここまで


律子は小さめのちぎり1回。聴牌では遅れを取りましたが、両者の形を比較するに保険さえなければ勝てていた試合でした。残念。


3戦目
配ぷよパターン:12513他
ぷよ譜:
 あずさ/4連鎖潰し(10手発火)
 律子/究極連鎖法(未聴牌、11手発火)
寸評:
あずさはハンバーガーから転じた潰し。律子の積み方の見極めが見事でした。配ぷよ次第なので確実に狙撃出来る保証はありませんが、特に3列目の積みが高めの相手に対しては下押禁止下の速攻/潰しは強力な武器になり得ます。

それに足許を掬われた律子は、(下押しありの)通の対戦における潰しを綺麗に食らった様な形になりました。あずさの火力見極めが遅れたのか、起爆で3列目を高くしてしまったりとやや対応も迂闊でした。参考図の様に赤ぷよを4列目に残す形で発火するなりすれば即死は免れたのですが(火力差もあり巻き返しは困難でしょうけど)。


4戦目
配ぷよパターン:4768他
ぷよ譜:
 あずさ/ハンバーガー法(10手聴牌11手発火)
 律子/究極連鎖法(10手聴牌11手発火)
寸評:
あずさはカウンター崩れの形。解説陣が驚いた要因は2連鎖目が見えていなかった為でしょう。この様に「消えたぷよに隣接していないぷよが次に消える」形は「鶴亀連鎖」呼ばれる様です。通以降のプレイヤーなら馴染みのある方も多いのでしょうか。因みに最後ちぎったのは時間節約の為でちぎらなくても参考図1の通り5連鎖全消しには変わりありません。
起爆より前のちぎりは2回。発火後被弾までに2手ひけた様に実は律子に大差をつけており、Pや小鳥の想定した参考図2の次手発火ダブルでも問題はありませんでした。
最初から下段の赤発火が見えていたかはともかく、自由落下縛りで1手増・火力ダウンする利点はどこにもなく、本編通りの発火が最善手です。

律子もちぎりなし11手全消し。多色発火は捨て5連鎖の完成のみを意識した結果の「ばらばらの積み」です。普通なら会心のぷよ譜ではあるのでしょうが低い山なりで底面への積みも多く、速度面で大差をつけられてしまいました。


真美対やよい
1戦目
配ぷよパターン:11797他
ぷよ譜:
 真美/階段4連鎖ダブル(16手聴牌、17手発火)
 やよい/デスタワーB(17手聴牌、19手発火)
寸評:
真美は典型的な階段。11〜15手を捨てる羽目になった様に、組み方の幅を広げないと今後も厳しい局面が多くなりそうです。緑を板積み状にして完全致死にしたり(参考図1)、赤を生かして5連鎖に移行する等(参考図2)幾つか改善案は考えらます。

やよいは右側の段差のみを生かす初期型4色デスタワーで7-5/5/5/7。教え通り1列目を生かせてもいますし、積み方に特に問題はありません。


2戦目
配ぷよパターン:11124他
ぷよ譜:
 真美/階段4連鎖ダブル(13手聴牌、15手発火)
 やよい/デスタワーB(15手聴牌、19手発火)
寸評:
真美は3連鎖目への組み込みですが板積みを利用、ゴミ減らしと完全致死化に1役買ってます(ダブルは4,5)。14手目も組み込めたのですが、未だ漠然とした理解なのでしょうか。(参考図

補足:打ち手のレベルにもよりますが「仕掛けの完成後は思考放棄し、起爆ぷよが来るまで全部ゴミ扱いした方が強い」という意見もありました。
今回で言えば13手目で3連鎖目が大きくなり完全致死達成と判断、後は捨てに、という事ですね。参考図の14手目を素早く見定められればその方が早いのは確かですが、識者の貴重な意見として記載させてもらいました。

やよいは初期型4色デスタワーで5-4/4/6/6。3列目に2ゴミ残留の悪形ですが17手目で発火する手も一応あります。(参考図1
終盤派生する事でクインタプルやセクスタプル(参考図2、先と同様17手目でちぎりもあり)にして発火後のゴミ量を減らしたりも出来ます。ただやよいは左側(3列目)を活用しない初期型専門ですし、上記の考え方に従えば「仕掛けは4つで十分、後は捨てで」となる為、現時点では及第点と言えるのではないでしょうか。

続きを読む(本編について等)
posted by nightfall at 21:13| ぷよm@s | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月10日

ぷよ譜で振り返るぷよm@s part26

千早対律子
1戦目
配ぷよパターン:4279他
ぷよ譜:
 千早/究極連鎖法(11手目に被弾、未聴牌)
 律子/究極連鎖法(8手発火、速攻)
寸評:
千早はいつもの左端寄せで仕掛けを作り出す打ち方。被弾前の10手目時点では1・2連鎖の仕掛けが未完成でした。仮に緊急発火しても1列目で赤4つ消せるだけで劣勢は覆りません。(配ぷよもあるのかも知れませんが)被弾後に発火するまで10手要してしまっており、律子の追撃を容易にしてしまいました。

開幕の律子は8手速攻から17手の追い討ち。クイックになる形ではありませんが、ちぎり0もあり見事に刺さりました。千早からの反撃もなくそのまま快勝。
横移動分の時間ロスを減らす為、中央寄りに積み始めるという特徴は最初から表れていますね。


2戦目
配ぷよパターン:1665他
ぷよ譜:
 千早/究極連鎖法(12手聴牌、13手発火)
 律子/究極連鎖法(10手聴牌、12手発火)
寸評:
千早は連鎖尾(4・5連鎖目)を左端で作る基本方針から、左が高くなる特徴があるのが発火前の形から見て取れます。
今回も速攻に対して緊急発火不能、あるいは出来ても1連鎖程度と脆弱な形ですね。全体の精査はしていませんが、千早の積み方にはそうなりがちな傾向があるや否や。

一方律子は配ぷよ次第という事もあり、今回中盤までは概ね平坦な積み方になっています。そして6手目から中央高く積み上げられた事で「横移動・落下距離のロスを減らす」方針が実を結びました。千早の所要手数や1度のちぎりを別にしても、最終的に積込速度に1手弱の差がついています。
完成までちぎり0でゴミも少なく、千早戦では生きませんが発火の道筋も赤(2連鎖ダブル)、紫(4連鎖)と複数ある等、速攻に対しても対応力が高い積み方なのも凄いですね。

側開幕の律子は8手速攻から17手の追い討ち。クイックになる形ではありませんが、ちぎり0もあり見事に刺さりました。千早からの反撃もなくそのまま快勝。
横移動分の時間ロスを減らす為、中央寄りに積み始めるという特徴は最初から表れていますね。


5戦目
配ぷよパターン:1538他
ぷよ譜:
 千早/究極連鎖法(11手聴牌、13手発火)
 律子/究極連鎖法(12手聴牌、13手発火)
寸評:
千早・律子とも最終形は左〜中央高め、ちぎりも比較的多めで発火速度は僅差となりました。聴牌は千早の方が早かった事から分かる様に、常に律子がぷよ効率で上回れる訳ではないのですが、不要な12手目の組ぷよを1列目下段まで置きにいく操作分のロスが響いた面もありました。また千早は最後もちぎる必要がありましたが、それ抜きでも律子の速度勝ちになります。

中盤を見ると、千早は7手目まで赤発火の2ダブ、10手目まで黄発火の3連鎖を打てますが、連鎖構築の過程でそれら発火点を塞ぐ形になっています。本命の起爆点以外に3連結の露出が少ない、という事です。
一方律子は、もしかすると通以降のプレイヤーの特徴なのかも知れませんが、この試合であれば7手目以降いつでも緑発火の2連鎖ダブルを打てる等、(多色で)複数の発火点を可能な限り保持するよう心掛けている様に思えます。
1試合目の律子の様に、今後雪歩以外も速攻を選択肢に入れる様になるのであればこの辺で対応力に差がつきそうです。


7戦目
配ぷよパターン:3310他
ぷよ譜:
 千早/究極連鎖法(13手聴牌、14手発火)
 律子/究極連鎖法(12手聴牌、13手発火)
寸評:
千早はこの試合も左〜中央が高い形。積込速度で半手分の差をつけられ、1手遅れの発火。構築過程で発火点が作られては埋められ、という繰り返しにはなっていますが、緊急でも2〜4連鎖は打てる形になっています。強いて挙げるなら11手目で黄発火がなくなった後は14手目の本命発火まで緊急の黄発火では1連鎖にしかならず、遅めの潰しで埋め立てられてしまう脆弱性がある位でしょうか。

律子はやはり中央山なり。8手目では紫発火2連鎖しかありませんが、9手目で本線が黄発火4連鎖可能な状態になっており、受けの広さではやはり分がありそうです。お互いちぎりなしに無理に拘らない様にはしていますが、基本方針が生きて速度で勝れました。


8戦目
配ぷよパターン:299他
ぷよ譜:
 千早/究極連鎖法(13手聴牌、14手発火)
 律子/究極連鎖法(13手聴牌、14手発火)
寸評:
千早は鉤メイン、連鎖尾の完成が早く7手目時点で赤が来れば3連鎖は出来る形。この1戦お互い組み込めないぷよが多めでごみが目立ったのですが、端に寄せる/捨てる方針故まわし勝負で優位に立てました。

律子はこれも山なりの積み方ですが、途中では発火が難しかったり連鎖が繋がらない形。所要手数は千早と同じですが、積込速度では半手〜1手弱程度の優位があったと思われます。
しかし本人が語った通りゴミも真ん中に集り易いという負の側面が響いてしまいました。速度・効率で圧倒出来る相手であれば問題になる事はなかったでしょうし、律子の見立てが甘く軽視していた要素にしてやられた、という所でしょう。
果たして本線発火後躊躇なく緑を消しにいっていれば間に合ったかは微妙な所です。律子も「多分」と確信は持てない様子でした。


9戦目
配ぷよパターン:76他類似含め多数
ぷよ譜:
 千早/特化4連鎖(10手聴牌、12手発火)
 律子/究極連鎖法(未聴牌、10手発火)
寸評:
はい、漸く「例の配ぷよ」がお披露目されました。当ブログのぷよぷよ関連記事もご覧の方はじめ、ぷよm@sの大百科掲示板常連の方も大方予想していた通りの4色循環、作中は4色ループと呼ばれた特徴ある配ぷよです。

1手目から「緑黄」「赤紫」が繰り返されますが厳密には128手1セット全てが綺麗な循環になっているものは恐らくなく、早ければ6手目に「赤黄」が現れる等所々に異分子が混ざります。
ただ決着までの所要手数が少ない初代であれば異分子が現れぬまま決着がつく事も珍しくなく、一まとめで扱って問題ないでしょう。
この配ぷよには個々の仕掛けの完成がとにかく遅くなるという特徴があります。2色分が7手目、4色分が8手目に集まるまで、仲良く1〜3個ずつしかぷよが揃いません。そこから更に1連鎖分のぷよが集まるには15手目を待たねばならず、4連鎖ダブルや5連鎖での致死狙いでは遅れを取りかねません。
(因みに2連鎖マルチでも相応に手数はかかる/仕掛けと火力の両立は難しい様です)

これを事前に知っていた千早は決め打ちの4連鎖。「完全致死(5連鎖)じゃない」との指摘も見掛けましたが、前述の理由でこれが正解です。速攻から掘り合いに持ち込むなり打ち方は色々と考えられますが、おじゃま59個と大きめの4連鎖になっているのが千早向けですね。

一方初見だった律子は戸惑いもあり大きく手が遅れました。迷いながらも「4連鎖で発火すべきか」という点に至ったのはさすがですが、2手強先行された挙句先制発火され、火力負けしてしまいました。
ぷよの流用が効かない大きめの被弾後に発火可能になるのは早くても7手先故と、生き延びるのが難しい事もぷよ譜から見て取れます。


10戦目
配ぷよパターン:4276他
ぷよ譜:
 千早/究極連鎖法(11手聴牌、12手発火)
 律子/4連鎖ダブル(12手聴牌、13手発火)
寸評:
千早は今回最速、小さなちぎり2度の12手発火。途中発火では1〜2連鎖程度ですが速攻を問題にしない可能性もあります。

律子は11手辺りでダブルを意識したのでしょうか。紫がもう1つあれば5連鎖にしていたのでしょうが、可能性を残しつつも11・12手目で代わりの仕掛けを完成させました。
ちぎり0で1手遅れの13手発火ですが、連鎖完了速度では千早に先んじました。が、ダブルが4/5の計9と不完全致死故に火力負けです。初代のおじゃまぷよ算の知識が不完全で4/5では足りない事を十分認識していなかった可能性もありますが、どの道ここを逃すと起爆が大きく遅れますし負け必至だったでしょう。
続きを読む(本編について等)
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2011年01月22日

第50回BOXQ2杯 @ぷよぷよ(初代)大会 動画まとめ

2010/11/28に開催された第50回BOXQ2杯の内、@ぷよぷよ(初代)大会 分の動画(SANA氏投稿)を外部用にまとめました。
書き起こした配ぷよ・ぷよ譜記事へのリンクも添えましたので、御入用の方は合わせてどうぞ。続きを読む
posted by nightfall at 14:56| ぷよぷよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

第50回BOXQ2杯ぷよぷよ(初代)大会 ぷよ譜 予選(4)

予選の配ぷよ・ぷよ譜を作成しました。御入用の方はどうぞ。
配ぷよは原則として最大30手まで、ぷよ譜は致死量が適切なもの等一部のみ抽出しています。
今回は(part4(Dブロック)分が対象です。続きを読む
posted by nightfall at 22:11| Comment(2) | ぷよぷよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

第50回BOXQ2杯ぷよぷよ(初代)大会 ぷよ譜 予選(3)

予選の配ぷよ・ぷよ譜を作成しました。御入用の方はどうぞ。
配ぷよは原則として最大30手まで、ぷよ譜は致死量が適切なもの等一部のみ抽出しています。
今回は(part3(Cブロック)分が対象です。続きを読む
posted by nightfall at 19:24| Comment(2) | ぷよぷよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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